こんにちは!
整骨院サクセスコーチの太田です^^
今回のテーマはこれです!
整骨院問診のコツ★「聞く」の徹底的な解説と具体的な10の方法
問診を上達させたいと思っている先生は非常に多いです。
僕の経験上、問診がうまく機能している先生と
あまりうまく機能していない先生の分かれ目を見つけました!
それは・・・
「どれだけ患者さんのお話を聞けているか?」です!
先生が20%以上先生が話すとアウト!と僕はいつも言っています。
以前・整骨院問診の仕方(聴くコツ)「掃除中に肩をひねりました」
⇒聴くにも4段階のレベルがあるんですよと解説をしていました。
今回は「聞く」をさらにコーチングの視点で徹底的な解説と、
具体的に「聞く」をレベルアップさせる方法も解説していきます!
「聞く」の種類を理解する。
「聞く」とは「聞く」だけではありません!
日本語というのは本当によくできていますよね。
コーチングでは5つの「きく」に分けています。
それぞれのご説明をしていきます!
① 聞く
これは聞こうとしていなくても耳に入っている状態です。
救急車のサイレンが聞こえる
雷の音が聞こえるなどのように使います。
患者さんが何か話しているなあと言う状態です。
② 聴く
これは注意深く聴くという意味で使われます。
「傾聴」という言葉は有名だと思います。
患者さんが何を言っているのか注意深く聞いている。
③ 訊く
英語でいうとaskです!道を訊くなどで使われます。
コーチングでは質問をして答えを引き出すという意味で使われます。
患者さんの深い答えを知るための質問をしている。
④ 利く
感じ取る、五感で識別する意味で使われます。
ソムリエが利きワインをする。
アロマのにおいを利きわける。
患者さんの歩き方を見て悪い部位を判断する。
⑤ 効く
結果がでるとか行動を促す意味で使われます。
薬が効いている。
治療が効いている。
患者さんが自らの意思でストレッッチをしてくれる。
④番⑤番のレベルがプロコーチレベルとも言われています。
特に④は実践されている先生が多いのではないでしょうか?
「聞く」深さについて解説していきます。
コーチングでは聞く深度を4つのレベルで分けています。
まずは、下の図をご覧ください。
レベル1
言っていることを聞いている。
言葉を鵜呑みにしている
レベル2
言わんとしていることを聞いている。
傾聴はこのレベルと言われています。
レベル3
言ってないことを聞いている。
いわゆる本音や本心などを聞けるレベル。
レベル4
本人も気づいていないレベルで聞ける。
本人も忘れていたり、見落としていることを聞けるレベル。
聞くをレベルアップさせるための具体的10の方法
前半では「聞く」の種類を説明させていただきました。
次に、具体的に「聞く」を上達させるためにはどうすればよいのか?
上達する10個の方法を解説していきます。
①ポジション
・【問診の基本】まずやらなければいけない患者さんに安心感を与える2つのテクニック
⇒ 患者さんに安心感を与えるために対面にはならないようにしてください。
② 姿勢
先生が無意識になっていることが多いですが、
ふんぞり返ったような姿勢をとったり、逆に丸くなったような
自信がないような姿勢をとってしまったりすることです。
③ 表情
無表情やムスッとした表情の相手にたいしてはやはり話しにくいです。
笑顔や柔らかい表情を心掛けてください。
④ アイコンタクト
目は口ほどにものを言うと言うぐらい、
目から感情が相手にも伝わるし、相手の感情も読み取ることができます。
⑤ うなずき
うなずきがある場合とない場合で話しやすさを体感してください。
本当に、全然違いますよ。
⑥ あいずち
相手のリズムに合わせることが重要です。
早くなったら早く、遅くなったら遅くです。
⑦ うながし
相手の会話をよりスムーズにしてあげることです。
それから・それでそれで・で・などです。
⑧ ペーシング
相手の話す速度、声のトーン・声の大きさなどを
合わせてあげることで話しやすさが変化していきます。
⑨ バックトラック
オウム返しとも言われています。
相手が話した言葉をそのまま返すことで、
話した相手は再確認、再認識することができます。
⑩ 質問
例えば、5W1Hの質問をしてあげることで
より相手の認識を深めることができます。
以上が聞くをレベルアップさせるための具体的10の方法でした。
全部覚える必要はないですが、ぜひ、ひとつずつでも実践してほしいと思います。
【まとめ】患者さんのお話を聞く本当の目的とは?
少し難しい専門的な表現にはなりますが・・・
患者さんのお話を聞くことの本当の意味は
先生が患者さんの情報を知るために聞くことではないのです。
患者さん自身がいかに自分の身体の情報を
ひとつでも増やすことができるのかが目的なのです。
また、先生が情報・知識を伝えるのではなくて、
患者さんに話してもらうことで患者さん自身の情報を増やすことにつながります。
そして、それをプロの治療家として聴き分けてあげてください。
患者さんにその情報をフィードバックしてあげることで
さらに患者さん自身の情報が増えることにつながっていきます。
ですので、究極の「聞く」とは厳密には
「聞いていない」ということになるのです(^_^)/
>>整骨院での問診「本当の目的を理解して問診していますか?」
今日の★コーチングクエスチョン★です
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今回のお話のなかで、ひとつでも新たに
試してみようと思ったことはどんなことですか?
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ひとつずつでもぜひ、実践してみてくださいね!(^^)!
変えるのは「方法」ではなく「視点」です。
★ありがとうございます!★
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