患者さんの多くは接骨院と整形外科の違いを
ちゃんと区別できている人が少ないのが現状です。
(柔整業界の人間からすると信じられないことですが)
そこで、それぞれの違いをわかりやすく
患者さん目線で解説をしていきたいと思います。
接骨院と整形外科の主な違い
もしも、患者さんから
「整形外科と接骨院の違いは?」
と質問されたらどう答えているのでしょうか?
一度、そのあたりも見直す機会にしていただければと思います。
接骨院と整形外科を大きく区別するための比較表をまずご覧ください。
接骨院 | 整形外科 | |
資格・免許 | 柔道整復師 (国家資格) |
医師 (国家資格) |
健康保険の取り扱い | ○ (一部制限あり) |
○ |
診断権 (病名をつける権利) |
なし | あり |
医薬品の販売 | ○ (一部制限あり) |
○ |
投薬・注射の取扱い | × | ○ |
レントゲンの取扱い | × | ○ |
手術 | × | ○ |
施術(治療)内容 | 整復療法 手技療法 矯正療法 器械療法 |
医師ではなく 主に理学療法士や 作業療法士などが行う |
僕が個人的に考えている接骨院と整形外科の使い分けとは?
骨折の疑いがある場合や手術が必要なときは「整形外科」
それ以外では「接骨院」にいくほうが健康になれる。
・・・僕はこのように考えています。
僕自身も学生時代ラグビーをしていたので、骨折やケガを多くしていました。
痛めたときに整形外科に行くとレントゲンを必ず撮られます。
そこで、レントゲンに異常がなければ湿布と薬をもらって終了。
ということがよくありました。
でも、レントゲンに異常がなくても接骨院では
痛みがなくなるまで、施術をしてもらうことができました。
そういった経験からもレントゲンと手術以外では
「接骨院」にいったほうが良いという結論に至っています。
ほんまでっかTVでおなじみの武田邦彦氏の腰痛について
接骨院と整形外科の違いについて、
ほんまでっかTVでもおなじみの武田邦彦氏が本音を話しておられます。
その内容があまりににも的確すぎ!
と思ったのでシェア致します!
動画の主な内容をまとめると・・・
30歳の頃からひどい腰痛に悩まされていた。
武田氏はお子さんも親戚の医師という立場です。
だから、西洋医学を信じている立場からの素直なご意見なのです。
その上で・・・
・医師と接骨院の大きな違いはレントゲンを撮るか撮らないか?
・気軽に接骨院のほうが相談できる。
・治す力は整形外科より接骨院のほうが上!
・・・このように武田氏はお話をされています。
(詳しくは動画をご覧ください)
でも、接骨院は保険適応の範囲が決まっているんでしょ?
いま、接骨院では保険の不正請求などの問題が言われています。
このせいで、接骨院も患者さんもあたかも犯罪を犯しているような
偏った報道がされていることもよく目にします。
これらは本当に犯罪行為と言っても良いのか?
厚生労働省が発表している接骨院の保険については以下の通りです。
・・・このように決められています。
骨折、脱臼、打撲及び捻挫(いわゆる肉ばなれを含む)となっていますが、
柔道整復師はレントゲンが撮れない、診断権もない
にも関わらずこのように制約されているのもよくわからないところです。
診断権があるから病名をつけますよね。
>>【大暴露】整骨院での保険適用される基準はあるのか?「あなたは保険適用外!」
もしも、柔道整復師に「診断権」が与えられたら・・・
あくまでも、もしもの話しですが、
医師と同じように柔道整復師が「診断権」を得たらどうなるでしょうか?
考えてみてください。
・
・
・
不正請求という概念自体が消滅しますよね!
柔道整復師に「診断権」が得られることは医師会というものがある限り
実現は相当むずかしいのが現状です。
「療養費審議会」の場でもその質問があったそうです。
実際に柔整師会から医師会に向けて
診断権を柔整師にも与えてみてはどうか?という議題が上がったそうです。
すると、ある医師からはこんな意見がでました。
「診断権は医師の権利ではなく義務だ!
・・・わかるようでよくわからんご意見です。
まとめ
接骨院と整形外科の違いについてお伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
これを読んでそれぞれ思うところがあるかと思います。
僕自身は接骨院は・・・
・治療技術が高く痛みを緩和してもらえる。
・健康のアドバイスもしっかりとしてもらえる。
・・・このような場所であることは間違いなく言い切れます!
保険適応ができるかどうかはまた、別問題として
今後、高齢化社会が進んでいく世の中において
絶対必要不可欠であることは間違いないことは確かなのです!
そんなに診断がしたかったら医師になってあなたのおっしゃる理想的な治療を追求したらどうですか?