【整骨院問診のコツ】患者さんの未来を聴くときに「大切なこと」と「やってはいけないこと」

こんにちは!
整骨院サクセスコーチの太田です^^

今回のテーマはこれです!

患者さんの未来を引き出すために大切なこと

 

問診のなかで患者さんの「過去」ではなく「未来」を聴くことが大切。

このことは僕も言ってますし、
他のコンサルタントの方もよく言っていることですよね?

問診のなかで
「患者さんの未来を聴く。」ということ。

要するに、患者さんに対して

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治ったら何がしたいですか?

================

・・・これを聴くというものです。

この質問は本当にパワフルですよ!

どうですか?
実際に患者さんに訊くことができていますか?

僕自身はこの「治ったら何がしたいですか?」を患者さんから聴くことさえできれば、もう問診が8割終わりでも良いぐらいだと思ってます。

だって、

施術家
治ったら何がしたいですか?
整子さん
○○がしたいです!
施術家
一日でも早く○○ができるように、
一緒に治療していきましょう!

 

・・・以上ですよね。

患者さん自身が治療する目的を明確にすること。

先生と患者さんのなかで、ゴールを共有することができたら
これ以上、良い情報はないですよね!

あとは、ゴールに向かって計画を立てるだけ!

しかも双方合意のゴールなので、途中離脱することもほぼほぼないということです!

 

単に「治ったら何がしたいですか?」って訊けば良いものでもない!

ただ、ここで大事なことがあります。
まず、普通に考えてみてください。

いきなり、患者さんに
「治ったら何がしたいですか?」って質問できます?

もしかしたら、
唐突に質問できる先生もいるかも知れません。

でも僕が患者だったら、いきなりこの質問をされることで
「はっ?」ってなります。

「なんで、そんなこと訊くの?」
「それよりも、治るの、治らないの?」
「なんか唐突だな~」

など

変な空気感になる場合が多くなるはずです。

 

問診の質問で「治ったら何がしたいですか?」プラスで必要なこととは?

 

じゃあ、どうすれば良いのか?
それは、簡単です。

ジャブが必要なんです。

いきなり、ストレートパンチを打っても当たりません!
ジャブを打つからこそ、ストレートが当たるのです。

じゃあ、そのジャブとは何か?

ジャブの質問をするのです。

例えば、腰が痛い患者さんがいるとします。

そこにいきなり「治ったら何がしたいですか?」
を質問するのではなく・・・

まずは、

施術家
生活のなかでどんなときに特に痛みますか?

・・・「エピソード」を聴きます。

こんなふうに、まずはジャブを打つのです(笑)

すると、患者さんは・・・

整子さん
朝、顔を洗うときに特に痛みました。

と答えたとしますよね。

じゃあ、あなたならどうしますか?

施術家
朝、スムーズに顔が洗えるように
一緒に治していきましょう!

・・・こんなものは患者さんにとっては
「目的」というよりも単なる日常生活ですよね(笑)

そうなんです!

======================

患者さんもいきなりストレートは打ってこない。
患者さんもジャブを打ち返してくるのです!

======================

だから、ストレートを打ってもらうために
深掘りの質問が必要なのです!

 

例えば・・・

整子さん
朝、顔を洗う時に特に痛みました
施術家
他にはありますか?
整子さん
趣味でマラソンをやっていて、その時に痛みます。
以前はフルマラソンも余裕だったんですがいまでは無理ですね。
半年後のマラソン大会で完走できたらうれしいんですけど
施術家
半年後に完走できるように、一緒に治していきましょう!

・・・このように深掘りできるのが理想ですよね?

患者さんもこの先生とだったら
一緒に治療していきたいとなってくれはずです。

 

患者さんに質問をするときにもうひとつ大切なこと

深掘りする質問をしなければいけない。
そして、もうひとつ大切なことはこれです!

深掘りの質問をするときは
必ず一旦受け止めてから次の質問をする!

ということです。

テクニック的なことで考えてしまうと
ついつい、患者さんのはないがしろにして
質問をすることに注力してしまうのです。

 

患者さんとの会話例で解説していきます。

 

先程の会話の例で言えば・・・

整子さん
朝、顔を洗う時に特に痛みました
施術家
他にはありますか?
整子さん
趣味でマラソンをやっていて、その時に痛みます。
以前はフルマラソンも余裕だったんですがいまでは無理ですね。
半年後のマラソン大会で完走できたらうれしいんですけど
施術家
半年後に完走できるように、一緒に治していきましょう!

 

文字にするとこうなるのですが、
そのなかに、かなり危険なことが潜んでいるのです!

 

先生がもし、こんな考え方だったらどうでしょうか?

 

患者さんが

整子さん
朝、顔を洗う時に特に痛みました
と言ったとします。

そんなことは別に聞きたくない。
もっと深いことが聞きたいんだ!

こんな考え方ありきで、
質問するとどうなると思いますか?

施術家
(いやそれじゃなくて)他にもありますか?

という感じで質問をしてしまった場合。

患者さんはこの先生はなんとなく話を聴いてくれない。
本心を話すのはやめておこう・・・となるのです。

 

先生がもしも、とにかく一旦受け入れた場合

整子さん
朝、顔を洗う時に特に痛みました
施術家
それはおつらかったと思います。



施術家
他にもございますか?

・・・この違いがおわかりになるでしょうか?

文字にすると伝わりにくいところがありますが、
とにかく一旦は受け入れて上げる。

患者さんからしても
この先生には何を話してもOKだ!
だったら本心を話そうかな・・・
となりやすいのです。

 

まとめ

患者さんに「治ったら何がしたいですか?」
を訊くことは絶対に重要。

そして、患者さんは本心をなかなか言ってくれない。
だから、質問で深掘りしていかなければいけない。

でも、深掘りの質問をするときは
必ず患者さんの意見を全て一旦受け入れてから行う。

ここまで、長々と書いてきたことが
6行でまとまりましたね(笑)

ぜひ、やってみてください♪

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