変形性膝関節症の治療方法と治療ポイントの見つけ方とは?「倉田正純先生の見解」

こんにちは!
整骨院サクセスコーチの太田です^^

今回のテーマはこれです!

変形性膝関節症(膝が曲がらない)の治療方法とは?

執筆・監修していただいたドクターのプロフィール

 

倉田 正純 先生

キングスフィールドユニバーシティー修士
セントマイケルインターナショナルカレッジドクターPHD(博士)
「全日本カイロプラクティック協同組合理事長

今回いただいたご質問はこちらです。

 

質問:変形性膝関節症で膝が曲がらない、
内側、外側、膝裏が痛いの場合の対処方法とは?

 

変形性膝関節症患者さんへの治療方法とアドバイス方法とは?【動画解説】

 

ひと言で「膝が痛い」とは言っても原因は別々である。

 

「膝が痛い」とひと言で言い表すことができますが、
膝の「内側・外側・膝裏」これのどこが痛むのか?

・・・原因が3つとも異なるのです。

ですので、一度に治るというわけにはいきません。

 

膝の内側が痛い場合の原因は何か?

膝の内側が痛む原因を作っているのは「縫工筋」なのです。
縫工筋とは?腸骨から内側に向かって流れている大きな筋肉です。

この大きな筋肉の緊張によって膝の内側が痛くなっているのです。

では、なぜ「縫工筋」が緊張するのか?というと
「腸骨の前方変位」が起こり膝の内側を引っ張ているのが原因なのです。

 

膝の裏側が痛い場合の原因は何か?

 

膝の裏側が痛む原因とは、
大腿二頭筋やハムストリング筋の緊張がある場合が多いです。
それらの筋肉が緊張することで膝の裏側を引っ張るのです。

内側と併せて痛む場合はこれらが原因のことが多いです。

しかし、膝裏側だけが痛いという場合は
「足底筋」が痛みの原因になっているのです。

足底筋とは足の裏ということです。
要するには「足の指のズレ」が原因になっているのです。

足の指のズレが足底筋を緊張させます。
その筋肉の起始部が「膝の裏側」にあるので膝裏が痛むのです。

 

膝の外側が痛い場合の原因は何か?

 

そして、膝の外側を痛める原因とは何か?
その原因は「股関節」なのです。

「股関節」が外側のほうに飛び出ているのです。
それを守ろうとするために外側側の筋肉が緊張するのです。

その緊張が膝のところまでくるので、膝の外側が痛むのです。

 

患者さんの訴えを鵜呑みにしてはいけない!

 

患者さんはよく「この辺りが痛い」とは「膝全体が痛い」
というように訴えかけてきます。

そこで、「あ、そうですか!」と治療に入ってしまうと
治療ポイントを見誤ってしまうのです。

今回の質問者さんのように
「外側・内側・膝裏」と分け考えていることはすばらしいです。

まずは「原因は膝のどこの部分なのか?」
を特定することが大切なのです。

 

さらに大切なこととは?

 

さらに欲を言うと・・・
「なぜ、そこの筋肉が緊張したのか?」

患者さんごとの日常生活の動作やスタイルなど
また、患者さんのクセなどを見抜いて上げることが大切です。

患者さんには「これをこうすれば解決しますよ」
というところまでを指導やアドバイスできると良いです。

骨格や筋肉をちゃんと見ることができれば
アドバイスもできるようになり、
患者さんとの信頼関係も構築できるというわけです。

 

まとめ


変形性膝関節症の治療方法についてお伝えをしてきました。
いかがだったでしょうか?

内側・外側・膝裏。
それぞれには別々の原因があるということ。

この見極めをして治療ポイントを見つけることが大切。
そして、なぜそれらの原因の筋肉が緊張するうようになったのか?

日常生活のアドバイスもしてあげましょう。
という内容でした。

患者さんの立場で考えると
治療家からこのように言われると納得しかありません。

ぜひ、ご参考にしていただければ幸いです。

参考:膝が痛い方用のサプリメントについて
>>【危険!?】ラークセブンに副作用はあるのか?またジェネリック医薬品はないの?

 

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